不眠症について
- 2012年09月03日
- ブログ
今回は悩んでいる人が意外に多い「不眠症」について書きたいと思います。
不眠症とは、実際の睡眠時間の長短に拘らず、睡眠に対する不足感を訴え、社会生活に支障をきたしてしまう状態を指します。ただし注意するべき点は、睡眠時間がたとえ4~5時間でも本人が満足し日中、正常に活動ができるのであれば不眠症とは呼びません。
一般に高齢になるほど眠れないと訴える人が増えますが、ぐっすり眠ったという満足感を得るかどうかは個人差があります。本人が眠れないために不調を感じれば、それはたとえ何時間眠っていても不眠症になります。つまり不眠症とは、自己申告の疾患ということが出来ます。
不眠のタイプには2つのタイプがあります。ひとつは「目がさえて眠れないタイプ」もうひとつは「日中体を動かさないために眠れないタイプ」。 前者は過労や精神的ストレスで交感神経が緊張し、夜間になっても興奮が取れないことが眠りを妨げます。心の悩みは一朝一夕で解決しないことが少なくありませんが、少しでも気持ちを軽くすることを考えましょう。悩み事は夜考えない方がいいといいます。日中考えれば何でもないことが、夜考えると重くなりがちですから! コーヒーや緑茶などのカフェイン飲料は興奮するので、午後飲むのは控えます。それと、うっすら汗をかく程度の運動やぬるめのお風呂も効果的です。
不眠症の隠れた原因に消炎鎮痛剤の常用があります。膝痛や腰痛で長年常用されている方は、慢性的な交感神経緊張状態を引き起こしています。脈が速くなり、動機がするなど、独特の興奮状態が続き不眠に陥ります。思い当たる方は消炎鎮痛剤を止めることで眠れるようになります。
不眠のもうひとつのタイプは運動不足が原因です。こちらは楽をしすぎて眠れないタイプなので、早起きして日中体を動かすことが大切です。
眠れない方によく、「眠らなきゃいけない!」と睡眠を義務付ける方がいます。正直、1日、2日眠れなくても、人間の体は維持出来ます。本当に疲れたら眠れるわという軽い気持ちのほうが良いかも知れません。どうしても、辛い時は薬を使うのもやむを得ませんが、心身の具合が上向きになってきたら、ストレス源を探し、ストレスから逃れるよう切り替えましょう。ストレスを抱えているときは、心も体も強張っていますので、体が温まる程度の軽い運動をして、心と体の強張りをほぐしましょう。
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